からゆき哀歌【異国に売られた日本の女たち】漫画ネタバレと無料試し読み

からゆき哀歌~異国に売られた日本の女たち~

こんにちは!

今回は『声なきものの唄』で有名な安武わたる先生の新刊『からゆき哀歌~異国に売られた日本の女たち~』をご紹介します。

身売りという悲しい運命に翻弄された女たちの哀史をリアルに描いた全4話を収録・・・・

  • 南洋の撫子~からゆきさんの物語:奉公の意味も分からず日本から異国へ!
  • 奴隷海岸:黒人奴隷の悲惨な歴史
  • 囚われの羽衣:天女の羽衣をモチーフに描く淫靡なおとぎ話
  • 白拍子~橘という遊女~:座敷で芸を売り春を売る女たちの悲話

 

★まんが王国で先行配信中!
リンク先で【からゆき】と検索!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

➡【からゆき哀歌】を無料試し読み

 

【南洋の撫子~からゆきさんの物語】あらすじとネタバレ

 

南洋の撫子の主な登場人物

 

ミキ(13):貧しい家の生まれだが気丈で前向きな娘。異国でたくさんお金を稼ぐために南方まで密航することを決心する。

ゆり(13):小さい時からのミキの妹分でメソメソした性格。父親が金を受け取ったためにいやいや南方に行くことになった。

誠之助(せいのすけ):通称はセイでミキとゆりが乗った外国船の雑役夫。二人と同郷で外国船の船底という劣悪な環境で過ごすミキとゆりを色々と助けた。

 

親の借金ために南洋へ向かうミキとゆり

 

明治時代末期―――

 

南洋へと向かう外国船の中、ゆりはひどい船酔いにななっていた・・・

 

他の女たちが「汚ねえなァあちこち吐いて」とゆりに不満を言うと、「船酔いはしょうがなかろっ」と幼なじみのミキがかばった。

 

ゆりはのどが渇いでしょうがなかったが、二人をここまで連れてきた田浦の親方は水すら用意してくれなかった。

 

ミキは水を見つけてくると言って甲板まで出ていこうとしたが、「密航者」である女たちが船員に見つかれば大変なことになってしまうと皆は言った・・・

 

やせた土地と潮が荒く漁もできない貧しい村に生まれたミキとゆりは、親の借金のために南洋の島にに売られることになった。

 

そのきっかけとなったのが、「口入れ屋」の田浦の親方。

ある日突然、彼が村にやって来て、「外地に行けば3百円も支度金が積める」と貧しい村人たちの娘に仕事を斡旋したのだ。

 

当時、米1升が10銭で、女がどんなに働いても月1円がやっとの時代の3百円である・・・

 

「よかぞぉ外地は、毎日3度の白飯に美しか着物きて仕事すりゃ」

 

「家へは毎月百円も仕送れらァ」

 

ミキは親方の提示した「百円」もの大金に驚き、家族のために南洋へ行くことを自ら望んだが・・・

 

何故か親たちは暗い顔をしていた・・・?

 

一方のゆりは父親が先にお金を受け取り、無理矢理の南洋行が決まり・・・それが嫌で嫌でしょうがなかった。

 

そんなゆりに、ミキは自分もいくから大丈夫、「ゆりちゃんのことはうちが守るけん」と約束した。

 

二人は同い年だったが、ちいさい時から泣き虫だったゆりはミキの妹分みたいなもんだった。

 

ゆりもミキが一緒に行くのなら大丈夫だと言う。

 

「うんと稼いで必ず帰ってくるけん…!」と南洋船へ乗り込むためのボートに乗り込んだ二人は、そこでどんな仕事が待ち受けているか知る由もなかった・・・

 

外国船の劣悪な環境

 

船から汽車へ、門司港から汽船へ・・・

10数人の少女たちは夜陰に紛れて外国船へと乗り込んだ。

 

ピンプたちは警察の目をごまかすために船員らを買収して、少女たちを真っ黒で嫌な臭いがする石炭置き場の船底に入れた・・・

 

船酔いでのどの乾いたゆりのためにミキは甲板まで出て台所を探したが、すぐに船員に見つかってしまう。

 

その男は雑役夫として雇われている誠之助という日本人でミキと同じ九州の島原の出で彼女を見逃してくれた。

 

勝手な真似をしたミキを親方は怒鳴りつけ殴ったが、そこへ飲み水を持ってきた誠之助が止めに入ってくれた。

 

その後も誠之助(セイさん)は度々差し入れに来てくれたが、船底の暮らしは臭くてシラミだらけで少女たちにはとても辛いものだった・・・

 

そんな中、ミキたちの乗った外国船は30日後にマレー半島のペナンへと入港・・・

 

ミキはセイさんにお別れをいう時間もなく密航者のボートに乗り込んでマレー半島に上陸した。

 

★まんが王国で先行配信中!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

➡【からゆき哀歌】を無料試し読み

 

【南洋の撫子~からゆきさんの物語】ネタバレ結末は?

 

奉公という”おなご仕事”

 

ミキとゆりが親方に連れて行かれた所は、にぎやかな繁華街で女がたくさん働く旅館のような建物だった。

 

店の主人はミキとゆりを見るなり、「ホウホウ、こりゃええな、13歳か、今日からすぐ働けるのう」と感心したが・・・

 

綺麗な着物を身にまとったミキはなんかヘンな感じがした・・・

 

「客のいうとおリにするんじゃぞ」と店主は念を押した。

 

最初にミキの部屋に入ってきた客は青い目をした白人男性!

 

男はいきなりミキの着物を脱がしにかかった・・・

 

女将ミキの叫び声を聞いて「白人のアレはでかいけん傷モノにならんかねェ」と心配するが、店主はひたすらお金の勘定をしていた。

 

ミキはその時、体が裂けて殺されると思いながらもその痛みに耐えていた・・・

 

別の部屋ではゆりが華僑の相手をさせられていた・・・

 

「いやじゃこんなとこ――」

 

翌日、ミキはもう客を取りたくないと店主に言い張った。

 

店主はなら千円の借金はどうするんだ?と詰め寄り「やれねばメシ抜きじゃぞっ」脅したが、

ミキは強情にも「構わん飢え死にしちゃる」・・・

 

「…おい、押さえとけ、いうこときかん女郎にゃ仕置ばせんとな」

 

店主は見えるところは痛めず、ミキの爪の中に針を刺すという恐ろしいお仕置きをした!

 

ミキは仕方なく今晩も客を取る・・・

 

色々な国の客が来るが、白人や現地人よりも一番たちが悪く乱暴なのが日本人だった。

 

ミキはその後、一生懸命お勤めをして客の評判も良くなっていったが、一方のゆりはいつもシクシク泣いて客が付かなくなっていた・・・

 

そんな状況で、ゆりに唯一優しくしてあげるのはミキだった。

 

セイと再会したミキ

 

ある日、ミキが街で「旦那!、兄さん、兄さん!、Sir!遊んでおいきよォ」と客引きをしていると、偶然にもセイと再会!!

セイは1、2年ぶりの再開で綺麗になったミキに驚き、「よく覚えてくれていたなァ」と感心した・・・

 

もちろんミキは恩人のセイを決して忘れることはなかった。

実は、セイも陸に上がるたび、ミキにもういっぺん逢いたくて捜していたという。

 

ミキはなんだか胸がドキドキしてセイに恋心を抱いていた・・・

その日、二人は男と女の関係になったが、いつもはイヤイヤに客を取っていたミキは初めて女の悦びを知る。

 

早速、ミキはセイに会ったことをゆりに報告し、「どうしよう、うち男ん人好きになったの初めてじゃ」と嬉しそうに話した。

 

ミキはその後も色気を増し、遊女としての人気も上々になっていった・・・

しかし、ゆりの方は相変わらず辛気臭く、ほとんんど客が付くことがなかった。

 

ミキはせっせと稼いで借金を返し、自分の店を持てるくらいに貯金をしようと張り切っていた。

ゆりも自由になれるように頑張ると・・・

 

からゆきさんの物語のラスト結末は?

 

セイはミキのために船を降り、店員の仕事をしていたが二人はいつか結婚することを夢見ていた。

しかし、セイの収入ではミキを身請けすることもままならない。

 

そんなセイは「いっそふたりで逃げねェか?」とミキに逃亡を持ちかけます・・・

セイはミキが他の男に抱かれるのがたまらなく嫌だったのだ。

 

そんな中、ミキを気に入っているお客の1人がシンガポールへの転任を機にミキを妾(めかけ)として連れていきたいと申し出てきた。

これは女郎としては出世話だが、ミキはきっとセイが嫌がるだろうと思っていた。

 

しかし、妾奉公すれば月に千円ももらえ借金はチャラになるし…ゆりの借金も返せる!

数年我慢すれば大金が手に入ってセイと夫婦にもなれる・・・

 

しかし、その事を誰かから知らされたセイは「わしより金を選んだんじゃ…!」と怒って出ていってしまう。

 

妾奉公が決まったミキは仕度金をたくさんもらいシンガポールへ引っ越しする準備の買い物に出かけた。

 

セイのことを考えると買い物をしても気が晴れないミキだったが・・・

人力車で街を走っているとある二人が肩を組んで歩いているのを見かけた。

 

ミキは人力車を止めさせて二人の影を追ったが・・・

その二人はなんとセイとゆりだった!!

 

実はゆりも船底で出会って以来セイのことがずっと好きで、世話になっていたミキのことを憎らしいぐらいにうらやんでいたのだと告白する。

 

そして、ゆりは借金を残したまま娼館を足抜けしてセイと逃亡している最中だった・・・

 

セイは「ミキは強いおなごじゃ…わしがいなくてん大丈夫じゃ」と言う。

 

セイとゆりの関係に今まで気づかなかったことにショックを覚えたミキだったが・・・

 

気の強いミキは逃亡資金も持たない二人に餞別だと言って自分の仕度金をくれてやった!!

 

「…うちゃ二人に捨てられたんじゃな」と後に泣き崩れるミキだったが・・・最後にこの物語は感動の結末を迎えます(涙)・・・

 

【南洋の撫子~からゆきさんの物語】の感想

 

サイゴン在住のからゆきさん

《からゆきさんの画像ーWikipediaより引用》

この漫画は正に「安武わたるワールド」といった感じですね・・・明治~大正時代における貧困層に生まれた女性の生き様を描くにおいてはピカ一です!

この作品で使われている「からゆきさん(唐行きさん)」という言葉は、当時の九州で使われていた言葉で、明治から大正時代にかけて南洋に渡り、遊女として出稼ぎに行っていた女性を指す言葉だったそうです。

それらの女性たちはこの物語と同じく長崎県の島原出身者が多かったと言われ、漫画とはいえ史実に沿って描かれており、九州弁のセリフもリアルですね・・・

いかなる時も気丈に振る舞い、置かれた環境でへばりついてでも自分の人生を強く切り開いていくミキ・・・

一方で自分の弱さを武器にして他人の同情を頼りに生きるゆり・・・

この二人のキャラのコントラストがこの作品の見どころだと思います。

『からゆき哀歌』全4話は、さまざまな時代と世界における女の哀歌が綴られたおすすめの感動作品です!

 

★まんが王国で先行配信中!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓

➡【からゆき哀歌】を無料試し読み

 

【からゆき哀歌】白拍子~橘という遊女のネタバレ結末(安武わたる)

2017.06.20
Digiprove sealCopyright secured by Digiprove © 2017
[ComicFesta]【AC】実は今入ってます…。お風呂でお兄ちゃんの硬いアレが…っ_7.8話[ウェイブ].ver2.3.2